「また、あなたがたの地で、自分たちを襲う侵略者との戦いに出るときには、ラッパを短く大きく吹き鳴らす。あなたがたが、自分たちの神、主の前に覚えられ、敵から救われるためである。」 民数記 10章9節

宿営を旅立つ時、モーセの前に族長たちが集まる時には、特別に作られた二本のラッパが吹き鳴らされます。
それぞれの時に応じて、吹き鳴らす方法も主によって命じられています。
主の雲の柱がありますから、目にはこの柱を見て、主の臨在と導きを知ります。
同時に、ラッパの音を耳で聞いて、主の導きを覚えて、従うのです。

そして、侵略者が襲い掛かって来る時には、やはりこのラッパを吹き鳴らします。
緊急時ですから短く鳴らします。
大きくならのは、宿営している全部族に聞えるようにと言う意味もありますが、大切なことは主への信頼です。
大きく鳴らすことで、主への強い信頼を表すのです。

「主の前に覚えられ、敵から救われるためである」とあります。
しかし、これはラッパを鳴らさなければ、主は、民を忘れてしまっていて助けてくださらないということではありません。
主に信頼していること、主が共におられることを民が意識するために鳴らすのです。
主への信頼の証し出有り、主に期待している証しです。

日曜日、主を礼拝する日です。一週間の始まりの日です。
主への信頼と従順を証しして、礼拝の初めにラッパを吹き鳴らすのもよいかもしれません。

シャローム