「主よ あなたの恵みは天にあり あなたの真実は雲にまで及びます。」詩篇 36篇5節

1〜4節までは、悪しきことを企みおこなう人の姿、生き方を示します。
彼らの特徴は二つです。
1つは、罪がバレないかと恐れることです。
もうひとつは、神を信じないこと、神を信じて生きる道へ立ち返らないことです。
常にこの二つの間を行き来しているのです。

しかし詩人、神、主を信じて生きる人は違います。
罪から離れることを求めて、神を信じて生きようとします。

ここ5節は、4節までの悪しき人とは、全く違う生き方を表します。
並行法と呼べる書き方で、詩人が信じる主への信仰を明らかにします。

「恵み」と「真実」は、信仰者を主が守り、祝福してくださることを現します。
「天にあり」「雲にまで及び」は、主の守り、約束がどこまでもあることを現します。

信仰者が悪しき者に苦しめられたりすることがあっても、それで信仰者が倒れ果てることはありません。
悪しき者の企みは崩され、主の恵みは普遍的に信仰者に届きます。
主の恵みと守りは、どんな時にも信仰者に届きます。
主の約束は必ず実現し、それはとこしえまでも確かです。

それが主の摂理であり、罪を隠すのではなく悔い改める人に届く恵みであり、真実です。
今日もみことばを聞き、従おうと求める人に主の恵みが届きます。
シャローム