「天と地にあるすべての家族の「家族」という呼び名の元である御父の前に祈ります。」エペソ人への手紙 3章15節 (2017新改訳)

パウロはここで手紙の内容を進めながら、いつの間にか祈っています。
それもキリスト・イエスを信じるすべtの家族を代表して祈っています。
それぞれの家族は、教会と言う神の家族の前に一つです。
その神の家族の元は、天におられる御父です。
家族の一人として、この方に親しく祈れることが、どれほど素晴らしい恵み、特権でしょうか。
パウロはそれを良く知っています。

直前の14節でパウロは「膝をかがめて」います。
新しい祈る姿勢です。
これまでイスラエルでは、立って両手を高く上げて、天に向かって祈りました。
しかしパウロは、膝をかがめることで、御父を礼拝する姿勢を表します。
神への畏れと御父から使命を受け取っているしもべとしての姿を明らかにしたのです。
しかし同時に、御父に家族として親しく祈っています。祈りに遠慮はありません。

これが新しいキリスト者の姿です。
罪が赦された喜びと確信の元で祈ります。
神を神として礼拝し、従います。同時に誰よりも親しく呼びかけ祈ります。

祈る時、私たちは御父が私にその素晴らしい、広く、長く、高く、深い愛で答えてくださることを疑いません。
親しく祈ることができるからこそ、礼拝に臨む時のように砕かれた心で、御父の前に膝をかがめています。
祈る時、御父には、親しみと信頼と、畏敬の心でお会いしています。そして遠慮なく、なんでも祈り求めます。
シャローム