「私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。」テモテへの手紙 第2 4章7節

前の節では、パウロが殉教を覚悟していることを語ります。彼が処刑される日が近いことが示されています。
神に敵対し、パウロを迫害して殺す人たちがいます。しかし、勝者はパウロです。殺されて行きますが、パウロが戦いに勝利します。

勇敢に戦い抜きとは、良い戦い方をして、それを最後まで貫いたことを示します。
それに対して、敵対する者たちは、聞くべきことばから耳を背け、自分の都合の良い作り話ばかりを聞いて生きるようになっています。
真理から離れ、問題に立ち向かうことをしません。自分自身に向き合っていないのです。

信仰者の皆が殉教するわけではありません。
それぞれに与えられた使命があり、走るべき道があります。
その道を歩み通すには、信仰を堅く守ることが大切になるのです。
聞くべき主のことばを聞いて、一人一人が良い戦いをします。
謙遜になり、どんなときでも聖書を開くことを続けます。ここでは牢獄に捕らえられているパウロが聖書を届けて欲しいと願っています。いつも聖書を近くに持ち、読み続けることが信仰の良い戦いの始め方です。

シャローム