「ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、地の中にいるからです。」 マタイの福音書 12章40節

イエス様の話を聞き、ことばを聞いても、信じようとしない人たちが、イエス様にしるしを見せるように求めます。迫るのです。
しかし、イエス様は、今の時代にはしるしは与えられないと教えます。
この人たちは、信じたいのではないのです。しるし、奇跡を見たいだけなのです。
しるしを見て信じるのではなく、ただ、不思議なしるしを見たいだけなのです。

イエス様は、この人たちに究極のしるしとして、ご自分が死んで、三日目によみがえり、お墓から出てくることを示します。
旧約聖書の預言者のヨナが、海に投げ込まれて、大魚に飲み込まれ、三日三晩その大魚の腹の中にいて、その後、ニネベの町で、神のことばを伝えた出来事が、イエス様の十字架の死からの三日目のよみがえりの型であったことを示すのです。

この時のことばの通りに、イエス様は十字架の上で処刑されて死んだ後、三日目の日曜日の早朝によみがえられました。
三日三晩を墓の中に置かれました。それが地の中にいるということでした。
イエス様のことばは、そのまま実現します。
イエス様のことばは、私たちに与えられた約束なのです。

象徴的なしるしではなく、確かな真実として、人の子、イエス様は三日三晩、地の中である墓の中に葬られ、そこからよみがえられます。
その真実が、私たちの罪が赦されることを確かなことをしています。
イエス様は、イエス様に敵対する人たちにさえ、真実を教えてくれました。
今、イエス様の愛されている私たちに、イエス様が語ってくださったことばがすべて確かに実現するのだとということをもう一度、味わいながら、みことばを読みたい。

シャローム