「誇る者は主を誇れ。」コリント人への手紙 第2 10章17節

短い一文にまとめられた信仰者の生き方です。
続く18節ではパウロは「自分自身を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ本物です」と、言います。

この10章は、パウロの皮肉を含んだ、それもかなりきつい皮肉を含んだ言葉が続きます。
どうやらかなりパウロを的外れな批判をして、その上で自分たちの方が優秀であると誇る者たちがいたのです。
しかも彼らは、教会の人たちを惑わして、福音の本質から迷い出させてしまう人たちでした。

パウロは、11節で手紙に書くことばどおりの人として、コリントに再び行くと語ります。
これまでは優しく接してきたけれども、今度訪問する時は、厳しく接するつもりだと語っているのです。

しかし、パウロは自分が批判されたので怒っているのではなく、相手に反撃をしたいのでもありません。
パウロは、キリスト者のあるべき姿、生き方を語り、その通りに生きている自分を証ししたいのです。

それがこの短い一文です。

誇る者とは、自分を誇らない人です。
その人は、主イエスを信じて生きる人です。
主イエスを愛する人です。
主イエスのことばに従って生きる人です。
神と隣人を愛して、隣人に謙遜に接する人です。

その人は、主イエスを証しする人です。

キリストを信じる人は、自分を誇る必要がありません。
かの日にイエス様と再会した時に、イエス様がほめてくださるからです。
シャローム