「たまたまそこに、よこしまな者で、名をシェバという者がいた。彼はベニヤミン人ビクリの息子であった。彼は角笛を吹き鳴らして言った。「ダビデのうちには、われわれのための割り当て地はない。エッサイの子のうちには、われわれのためのゆずりの地はない。イスラエルよ、それぞれ自分の天幕に帰れ。」」 サムエル記 第二 20章1節
サウル王が倒れて滅びました。その息子ヨシュアも死んでいます。もはや時代はダビデが王となるのは確かです。
しかし、それに納得できない者たちがいます。
その人たちは、シェバという男に惑わされて、ダビデ王に従おうとしません。
批判の声もあげます。ダビデには国を治めることができない、何も持っていいない、人々を豊かにすることはできないと批判するのです。
それもただ批判すると言うだけではなく、ダビデの父であるごく普通の羊飼いであったエッサイの名前までも出して、そんな羊飼いの息子は王に相応しくないと、侮辱して批判するのです。
しかし、人々は、そんなシェバの言う威勢の良い言葉と批判を信じてしまうのです。
シェバは、角笛を吹き鳴らして、戦いが起きて、サウルの子らが勝つのだとお膳立てをするのです。
このような時、人々は何を一番にして大切に守るのかが問われています。
主のことばを待つのです。
真実のことばを聞くのです。聞きたいと求めるのです。
人が語る威勢の良い言葉ではなく、主のあれみ深いことばを持つことが大切です、
真実のことばは、隠れていることが多く、その声は小さいものです。
反対に神ではなく人を一番とする人が語る声は大きく立派に聞こえますが、実はそうではないのです。
あなたは待てるでしょうか。
あなたは聞いてください、主の声を。
シャローム