「肉体の鍛練も少しは有益ですが、今のいのちと来るべきいのちを約束する敬虔は、すべてに有益です。」テモテへの手紙 第1 4章8節

信仰の生活について教え、またテモテに模範となり教え導くように命じている4章です。
健康ために肉体を鍛えることは、今も昔も人々の関心の高いものだったようです。
しかし聖書は、肉体を鍛え健康を維持することは大切であっても、それ以上に大切にするべきことがあることを教えます。
肉体の端麗は少しだけ有益であって、さらに有益でありすべてのことに有益なことは、主イエスの約束に基づく敬虔です。

この敬虔とは、主を恐れることとへりくだって生活することです。
今のいのちに有益ですから、肉体の鍛練に勝る有益なことであり。
来るべきいのちとは、死後に与えられる永遠のいのちにとっても有益なことだと、教えるのです。
それは肉体を鍛練することでは得ることはできません。
しかし、主を信じ、聖書のことばに親しみ、聞き従おうと謙遜に生きる時、それはそのまま鍛練に勝る鍛練となるのです。

ボーッと無自覚に生活するのではなく、主を信じる者として、今のいのちを大切にしつつ、来るべきいのちを見据えて、謙遜に主イエスに倣って生きる時、それはすべてのことに有益な鍛練を伴った生活にになるのです。
これは誰かのお勧めではなく、主イエスの約束に基づく確かなものです。

シャローム