「人の子の到来はノアの日と同じように実現するのです。」 マタイの福音書 24章37節

人のこの到来とは、終末の日に現在の天と地が滅びる日のことを現します。
ただし、天と地が滅んで消え去るのではなく、主イエスがこの地上に再び来られる日のことであり、その時は、新しい天と地が全能の主によって造られるのです。

ノアの日とは、人々が神を忘れて自分たちの栄華を誇り、罪とおごり高ぶりがまん延していた時代に起きた、洪水によってこの地上が滅んだ日です。
人の力では、誰一人としてその命を守ることはできないで滅び去った日のことです。
しかし、主のことばに従い、周りの人々に惑わされず、忍耐して主のことばを守り通したノアの家族だけが、主によって洪水の滅びから救い出されました。
人にはできないことを主が成し遂げてくださり、愛する者たちを守ってくださったのです。
そして、そこから新しい日が始まり、主の祝福がノアの家族から広がっていったのです。

私たちは今、終末の日に近い時代に生きています。
残された時間は、わずかです。その時が近く、審判は笛を唇に当てて、今まさに笛を吹き鳴らして、終わりの時を告げようとしている状態です。
そして、その日は、ノアの日が歴史の中で実際に起きたのと同じように、終末の日は起きるのです。
必ず起きるし、とても近いのです。
多くの人々は知らないか、知らないふりをして、楽しみを優先させています。

しかし、私たちは知っています。
主のことばは必ず実現するのです。
それは確かに近いのです。
その日まで、耐え忍ぼう。この忍耐は喜びと一体なのですから。

シャローム