「イスラエルの子らは、このわたしのしもべだからである。彼らは、わたしがエジプトの地から導き出した、わたしのしもべである。わたしはあなたがたの神、主である。」 レビ記 25章55節

「わたしのしもべである。わたしはあなたがたの神、主である」と、宣言されます。
このことばこそが、結論であり、私の中心にあるべきことです。

25章は、約束の地カナンの収穫、種蒔きに関する律法が示されます。
続いて、土地の権利、売買に関して示されます。
そして、雇い人、奴隷に関する命令が強く示されます。

土地は主のもの、主が所有されていて、主権を持っておられます。
ですから、土地にも安息日があり、種蒔きも収穫もしてはいけない年が命じられます。
しかし、その間も食べることができるように主が与えると約束をします。
信じて従うのです。
荒野で降ったマナと同じです。

土地は主のものですから、売買は仮のものです。
ヨベルの年には解放されて、元の持ち主に返されるのです。
それでは、貸した人が不利になるのではありません。主の恵みとあわれみが両者にあることを知るのです。

飢えて、イスラエル人が他のイスラエル人の奴隷となっても、やはりヨベルの年には解放されます。
何故なら、地上での私たちは寄留者なのです。主の元から離れて、他の人の所有になることはありません。

私たちが仕えるのは、ただお一人、主だけです。
土地も収穫物も、主のもの、主が与えてくださるものです。
労働も主に与えられた使命の中の一つであり、大切なものです。
「わが神、わが主。私はあなたのしもべです。」
このことばを心から愛と賛美と感謝をもって告白できることが幸いなのです。

シャローム