「彼女にはマリアという姉妹がいたが，主の足もとに座って，主のことばに聞き入っていた。」　ルカの福音書　１０章３９節

有名はマルタとマリア，二人の姉妹の間に起きた出来事です。
姉のマルタは、イエスさまを自宅に招き入れ、そしておもてなしをします。
そのうちに、おもてなしをすることにだけ心が向くと同時に，姉の立ち働く仕事の手伝いをしない妹に心が乱されます。
そしてついに，イエスさまに，妹を叱り，手伝いをするように言ってくださいと，お願いをするのです。
するとイエスさまは、大切なことは一つだけであり、それはマリアがしている主のことばを聞くことだと，教えるのです。

これが、この出来事の要旨ということになります。
イエスさまは決して姉のマルタを叱責したのではなく、マルタにも大切な主のことばを聞くようにと勧めていると受け止められます。

マルタは，落ち着かず、心が乱されました。
一方のマリヤは、聞き入っていたのです。
これは私たちが見習うべき大切で必要なことです。

「主の足もとに座って」とは、主の一番近くへと、近づくことです。
私たちならば、毎日，聖書を開くことがこれでしょう。

そして聞き入るのです。
主のことば，聖書のことばに心向けて，一心に読むことで聞き入ります。

私たちに必要なことは、行動するまえに、主のことばに聞き入ることが大切で，毎日すべきことです。
聞き入る時間と聞き入ると言う行動が，その後の私たちの行動を豊かで価値のあるものにします。
聞き入る。心に刻みたいことばです。
シャローム