「主はヨシュアに告げられた。「見よ、わたしはエリコとその王、勇士たちをあなたの手に渡した。」ヨシュア記 6章2節 (2017新改訳)
 
 エリコ攻略を目前にした6章です。
 町は城門を堅く閉ざして、ユダヤ人との戦いに備えています。エリコの町は、城壁の守りに絶対の自信があるのです。
 主はその時、ヨシュアに告げました。
 「渡した」
 それは戦いに勝利したと、これから起きる戦いに勝利したのだと、既に完了したこととして告げます。
 それも「エリコとその王、勇士たちをあなたの手に渡した。」と言うのです。
 町を、町そのものから、王から始まり勇士に至るまでヨシュアに渡したと言うのです。
 それは完全な勝利を意味します。
 
 そしてこの後、ヨシュアをリーダーとしたユダヤ人戦士は、剣と槍を持って戦いません。
 祭司を先頭にして、角笛を吹き、七日の間、町の周りを回るのです。
 弓矢の一本も撃ちません。
 
 礼拝なのです。
 これは主のことばだけを信じて従うことが問われている、礼拝の時間なのです。
 そしてその方法も主が示された、特別な方法です。
 何故、こうして回るのか。何故、この回数を回るのか。
 何故?何故?何故?と問うのではなく、主に信頼し、期待して、従うのです。
 
 でもそれは盲目的に従うのとは違います。
 先に主の約束がありました。
 渡した、との完了した出来事であるとの、全能の主の約束が与えられています。
 
 同じように、私たちには、罪の赦しと永遠のいのちの約束が完了したこととして、与えられています。
 今は、その結果は見えません。
 ヨシュアたちが七日の間、回り礼拝した後で約束の結果を見ました。
 私たちも、かの日に約束が成就するのを見るために、日曜日ごとに集まって、主を礼拝して、主のことばを聞くのです。
 
 ちょうど礼拝の日、日曜日です。
 期待して確信を持って過ごしましょう。
 全能で愛の神、主は、あなたを愛してあなたに祝福を与えます。
シャローム