「賢明な者たちのうちには倒れる者もあるが、それは終わりの時までに、彼らが練られ、清められ、白くされるためである。それは、定めの時がまだ来ないからである。」ダニエル書 11章35節

1節から続いて記されているのは、ペルシア、ギリシア、そしてエジプトの王たちが次々と起こす争いです。
一人の王が倒れると次の王が力を振るいますが、また別の王が現れるといった状況が続きます。
その中で、ユダヤ人も戦いを起こしては敗れるといったことが起きます。
36節からは、終末の日のことが示されているように思われますが、終末の日まで地上での国には争いが絶えないのだと感じます。
そのような状況の中で、ダニエルは何人もの王に仕えていました。

ある王は強い軍事力を振るい、他の王は言葉巧みに政治を行います。
しかしいずれも安定はせずに国は豊かになったり滅んだりします。
次々と驚くようなことが起きるのです。
その中で、主を信じる者は練られ手、主の前にふさわしい者へと清められていくのです。

国が滅ぶのも、主が定めた時があります。終末の日も主が既に定めておられます。
その日まで、様々な事が起きて、私たちは翻弄されるでしょう。
しかし、主のひ日はまだ来ないのです。主が定められた時まで、私たちは主にのみ信頼し、主のことばに堅く立って歩むのです。
様々なことが日常に起きて、翻弄されますが、それはダニエルの時代も現代も変わりません。
しかし、主のことばと約束は変わることがなく成就するのです。
驚くようなことが次々と起きる時こそ主にのみ信頼する時です。

シャローム