「あなたの穀物のささげ物をすべて心に留め あなたの全焼のささげ物を 受け入れてくださいますように。」詩篇 20篇3節
苦難の日に叫ぶ王、ダビデの声です。
「お答えになりますように」「助けを送り」「支えられられますように」「かなえてくださいますように」「遂げさせてくださいますように」
幾つもの表現でダビデは主の助けを求めます。
ダビデを苦しめる敵が、主によって滅ぼされ、ダビデが守られるように、必死に祈り求めます。
いえ、必死にではなく、確信を持って祈ります。
助けを求める詩ですが、ここ3節がこの詩篇の中心です。
「受け入れてくださいますように」
これがダビデが求める一番大切で必要でなものです。
そして主に受け入れられていることが平安なのです。
敵が敗れて敗走することや、自分の力が増すことではないのです。
穀物のささげ物と、全焼のささげ物とは、悔い改めて主に従うことを明らかにしたささげ物です。信仰の告白です。
ダビデは、主を信じて従います。
ですから、ダビデはどんな苦難の時も、命の危険が迫る時も、主に自分がそのまま受け入れられていることを求め、喜ぶのです。
主に受け入れられていることは、すべてのことに勝る喜びであり平安であり、力の源なのです。
どんな時でも、主に受け入れられていることを知っている人は幸いです。
主に何かをしてください、主よ何かを与えてくださいと、求めるより、主よ受け入れてくださいと、祈る者でいたい。
主に受け入れられていることが喜びです。それは確かで、揺るぎません。
あなたは、主に受け入れられていることを知っているでしょうか。
シャローム