「私の愛する方よ、急いでください。 かもしかのように、 若い鹿のようになって、 香料の山々へと。」雅歌 8章14節

花嫁が花婿を探すことばで始まった雅歌でした。
最後は、花嫁のところに急いで来てくださいと言うことばで終わります。

香料の山々とは、花嫁の居るところです。
花園に例えられたこともあった花嫁のことを、ここでは、花の良い香りが薫り立つ山々とたとえたのです。

そして、花婿を山々に住んで険しい山の中を力強く駆け巡るかもしかにたとえ。
続いて言い換えて、力強さを若いことで現して、鹿にもたとえます。
力強く素早いかもしかと鹿にたとえて、早く来て欲しい心を表します。

早く会いたいのです。
花嫁にとっては、花婿といることが一番の幸いなのです。

ヨハネの黙示録の最後にある「「しかりわたしはすぐに来る。」アーメン。主イエスよ来てください。」と言うことばを思い起こします。
終末の御国の完成を待ち望む心と花嫁が花婿と結ばれる完成の幸いな日が重なるようです。
完璧な魅力を持った花婿を迎える時が早く来るようにとの望みは、救いの完成、幸いの完成を待ち望む心です。

私たちも、早く、早く来てくださいと、イエスさまとの再会、御国の完成を、具体的で自分のこととして力強く祈りたいものです。
シャローム