「彼女は「おことばどおりにしましょう」と言い、二人を送り出した。彼らは去り、彼女は窓に赤いひもを結んだ。」ヨシュア記 2章21節 (2017新改訳)
エリコの町を攻略するために、ヨシュアは二人の人を偵察に送り出します。
エリコの町では、イスラエル人の偵察が来たことを知り、彼らを探します。
その時、二人をかくまったのが遊女のラハブです。
彼女が二人をかくまった理由が明確でした。
イスラエル人の、エジプト出発からこれまでの旅路の出来事を、エリコの町の人たちもラハブも聞いていたのです。
そしてその出来事は、主がイスラエル人を守っているのだと知ったのです。
ラハブは、イスラエル人がエリコを攻める時に守って欲しいと伝えます。
偵察の二人は、自分たちをかくまってくれたラハブを守る約束を与え、そのしるしとして家の窓に赤いひもを結ぶように語ります。
ラハブは、二人を逃がすとただちに赤いひもを結びます。
ラハブはここで「おことばどおりにしましょう」と、彼らの言葉を聞いて、その通りにするのです。
イスラエル人が攻めてくるのは、三日も先のことなのに、直ぐに赤いひもを結んだのです。
ラハブは、イスラエル人の旅の出来事を実際に見ていません。紅海を渡ったことも、戦いの様子も見ていません。
ラハブは、聞いて主を信じたのです。
ラハブは、今も、偵察の二人が語った約束を聞いて信じたのです。
「おことばどおりにしましょう」と、ラハブは答えました。
ラハブは、そこまで意識はして答えてはいなかったでしょうが、おことばどおりにするのは主を信じる者のふさわしい行動です。
主のおことばは、そのおことばどおりに実現するのですから。
私たちもそのおことばにそのまま従うのです。
従う者、応答する人に、主は恵みをもって答えてくださる。今も昔も。
シャローム