「私は、私の愛する方のもの。 あの方は私を恋い慕う。」雅歌 7章10節
1〜9節までは、花婿が花嫁の素晴らしいところ、特に身体的な魅力を語ります。
一つ一つの花嫁のすばらしさをほめているというよりは、あらゆる面でほめていることに目が留まります。
花婿にとって、花嫁は他の人とは取り換えることができないほど大切な存在であることを示しているのでしょう。
神さまは、私たちをご覧になり、私たちが自分でも気がつかない優れた点を見出してくださるのです。
そして愛してくださる。
10節からは代わって花嫁が花婿とを愛する言葉を語ります。
花嫁が最初に語るのは、自分が花婿に愛されているということです。
花嫁は花婿に大切に愛されていて、自分はもはや花婿のものであるということです。
それは花嫁が他のものにはこころを奪われることはないことの告白でもあります。
私たちは小さな存在ですが、神さまに見出されて、その存在を認められています。
そして花嫁として迎え入れていただいているのです。
ですから、私たちは他の神々やこの世界のものに心を奪われないで、神さまを一心に愛して従っていきたい。
そこに罪の世界から連れ出された花婿と花嫁の祝福があるから。
シャローム