「こう言った。「主よ、私の息子をあわれんでください。てんかんで、たいへん苦しんでいます。何度も火の中に倒れ、また何度も水の中に倒れました。」 マタイの福音書 17章15節

イエス様に近寄って来て御前にひざまずいた女性の言葉です。
息子が悪霊によって苦しんでいる女性が、弟子たちでは治すことができなかったので、イエス様に直接願い出たのです。
ひざまずいていますから、この母は、イエス様を礼拝してお願いをしています。
心からの願いを持ってイエス様に会いに来ているのです。

ここに一つ大切なことがあります。
「主よ、〜あわれんでください」です。
主イエスは病を癒すことができます。悪霊をも追い出すことができます。
全能なのです。

私たちは願い求めを、主イエスのところに持っていきます。
イエス様は全能だと信じて願うのです。
その時、癒すのは主の御心です。
私たちが要求し、イエス様がそれに答えるのではないのです。

「あわれんでください」
主があわれんでくださり、癒し、助けてくださることを大切に祈り願うのです。
主という方は、あわれみ深く、情け深い方です。
でも、癒すのかどうかは、主が決められることです。
私たちはこの方を信じて祈るのみです。
あわれみ深い方であることを信じて祈ることが大切です。
全能だから癒すのではなく、あわれみ深い方だから、この母と息子を愛して、あわれんでくださり、癒してくださるのです。

あわれんでくださいと、祈ってきただろうかと自問する朝です。

シャローム