「ここでこの話は終わる。私ダニエルは、いろいろと思い巡らして動揺し、顔色が変わった。しかし、私はこのことを心にとどめた。」ダニエル書 7章28節
これまではダニエルが夢の説き明かしをしてきましたが、今回はダニエル自身が夢を見て、主からのメッセージを受けとることになります。
その幻は終末の時に関する出来事を示していました。
それは恐ろしい幻でもありました。
しかし、最後には主権は神を信じる民の手に渡されていくことが示されて終わります。27節です。
それでも、幻を通して終末のことを教えられたダニエルには、まだ分からないことがありました。
恐れ不安が残ったのです。
しかし、それで良いのです。
神がご計画をされて実現される終末の日の約束をすべて私たちが理解できるはずもありません。
こうして特別に幻を見せていただいたダニエルの理解をも超えるものなのです。
知ることができないことがその日には起きる、その日に向けて起きる。
しかし、それは確かに起きる。
それは主の御手の中に完全にあるのです。
私たちは主の約束を信じて、心にとどめておくのです。しっかりと心にとどめるのです。
そして主に期待しつつその日を待ち望めば良いのです。
シャローム