「昔の日々を思い出し、 世々の年に思え。 あなたの父に問え。 彼はあなたに告げ知らせる。 長老たちに問え。 彼らはあなたに話す。」申命記 32章7節 (2017新改訳)

主はユダヤ人に恵みを与え、約束の地を相続させ、主が結んでくださった契約を守ってくださる。
しかし恵みを受け取ってきた民は繰り返し主に背き、主のことばに従おうとしなかったのです。

ここは3重に繰り返す形を取って強調し、主の恵みを思い起こすように教えます。
そしてその3つの表現の中もまた、2回繰り返す形をとって強く訴えるのです。

最初に、昔の日々と、世々の年。
昔から、変わることなく主の恵みは確かだったのです。

次に、父に問え。彼は告げ知らせる。
過ごしてきた日々を思い起こせば、主の恵みの確かであったことは明確です。
父に問えば、父は主の恵みを告げ知らせるのです。

長老たちに問え。彼らは話す。
父だけではなく、部族の長老、指導者たちも知っている事実を話してくれるのです。

主の恵みは、生活の中で知られており、父も長老も知っていて話してくれるのです。
誰の目にも、誰の耳にも届く、揺るぐことのない事実がそこにあるのです。
主の恵みは確かです。
主は約束を果たされる。

しかし、私たちは主に背き、主の声を聞かない者なのです。
だから、昔からの恵みを思い出し、父にも長老にも問いかけるのです。
そうすれば、主の恵みの確かさが明確であることが分かるでしょう。
思いだし。問え。問え。
シャローム