「主を愛さない者はみな、のろわれよ。主よ、来てください。」コリント人への手紙 第1 16章22節

手紙の最後にパウロが記すのは愛です。
「一切のことを、愛をもって行いなさい」と、14節でも記しています。
その直前には、主のために働くテモテとアポロのことを記しています。コリントの教会を訪問した時には、彼らを正しく迎え入れるようにと教えた後で、愛について記すのです。
そしてアジアの緒教会やアクラとプリスカの名前も出して、コリントの教会が彼らに愛されて祈られていることを記します。

そして、パウロが自筆でこの手紙を記したことまでを敢えて記した後で、手紙の最後の最後にこう言うのです。
「のろわれよ」
私たちが、現代においては友人、知人に出す手紙には決して書かない言葉です。
コリントの教会の人を呪っているのではありません。
主を愛さないならば、自分は主に(主にです。人にではない)のろわれてもかまわないとの、強い思いを表現しています。
それほどに、主を愛することを大切に、一番にしなさいとの、パウロの思いを最後の最後に念を押すのです。

しかも「来てください」です。
主イエスの再臨が間近だと信じて、その上でなお、早く来てくださいと祈っているのです。
主にもう一度お会いする日まで、主を愛します。
すべてのことを主を愛する心から行いますとの、パウロの熱い思いが現されています。

教会での奉仕も、礼拝も、祈りも、いっさいを主を愛して行いなさいと、パウロは訴えているのです。
どんな素晴らしい働きも、行動も、主を愛していないなら、騒がしいどらだと、パウロは言いたいのです。

私たちの生活で主を愛すること、これが一番大切です。
シャローム