「主は私への割り当て分 また杯。 あなたは 私の受ける分を堅く保たれます。」詩篇 16篇5節
表題に「ミクタム」とあります。6つの詩篇に表題として付けられています。
「贖罪の歌」「黄金の歌」などとも言われますが、その意味は正確には分かっていません。
主への信仰の確信に満ちた詩篇だと感じます。
異教の神々を慕い、いけにえを捧げる者たちに同調しないことを告白します。
彼らが、多くの物を手に入れていたとしても、それを羨ましく思ったりしないのです。
何故なら、詩人は確信と喜びがあります。
主こそ割り当て分だと言う、確信です。
主が自分の宝物だと言う確信と告白です。
真の神、主と出会い、主を知り信じたことが詩人の宝物です。
この宝は奪われたり、なくなったりしません。
主が、堅く守ってくださり、喜びを与えてくださるのです。
そしてこの宝は、詩人に生きるべき道を示しいつも導いてくださるのです。
他の人と比べる必要もなく、うらやむ必要もありません。
詩人にとって一番の幸いと喜びを与えてくださるのです。
それなので、詩人はいつも幸いと喜びを知っています。
シャローム