「それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。「神である主はこう言われる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、まさに、その日、おまえは知ることになる。」エゼキエル書 38章14節

ゴグとは、終末の時に現れる存在として示されています。
イスラエルはこの時、神に選ばれた民であると自負して安心して無責任な生き方をしていました。
そこへゴグとその同盟国が侵略するのです。
こうしてイスラエルは攻め滅ぼされていきますが、ゴグもまた、主のさばきを受けることになります。
おまえは知ることになるとは、イスラエルを侵略するゴグも、イスラエルを侵略した後で、自分たちもまた主の御手の中にあることを知ることになることを指しています。
神である主は、イスラエルもゴグも含めた全世界の主です。
主を信じる者にも信じない者にとっても、主は主権者であり、力があります。
ゴグの侵略とその後にゴグがさばきを受けることで、全世界は主こそが神であることを知ることになるのです。

ここで言う安心して住んでいるとは、主を忘れ、主のことばに従うことも忘れて気ままに生きているだけのことを指しています。
その安心は、あっという間に失われます。
しかし、主を信じて主のことばに従う人には真の安心な生き方をするようになります。
問題や悲しみを経験することがあったとしても、主がともにいてくださることを覚えながら歩む日々の積み重ねこそが安心な生き方となっていくのです。

何が安心なのかを祈りのうちに覚える朝としたい。

シャローム