「マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。」 ルカの福音書 1章38節
1章の続きです。
どのように考えてみても、自分が身ごもるという事実はあり得ないはずです。
それも婚約者のヨセフとの間に子どもを産むと言うのではないのです。
聖霊によって身ごもる。
そんなことが起きるはずがないということは、他の誰でもありません当人のマリアが、一番分かっています。
しかし、御使いはマリアが男の子を産むのだと告げました。
そして「神にとって不可能なことは何もありません」と告げます。
ここまで聞いて、マリアは答えるのです。
「あなたのおことばどおり、この身になりますように」
全面的な信頼です。
御使いが伝えた神のことばに全面的に委ねて受け入れるのです。
自分がすべてを理解しているか、完全に納得しているかではないのです。
主のことばに信頼を置くのかどうかが大切です。
従順に聞き従うと決断して告白した時、想像を遥かに超えた主の恵みが、この身に実現していくのです。
マリアの答えが確かなものであったので、御使いは去って行きます。
ザカリヤとの違いが御使いの行動に現れています。
ご覧くださいと、語った上で答えたマリアの言葉が真実なものであることがここからも分かります。
「あなたのおことばどおり、この身になりますように」このように答えられる信仰を持ちたいものです。
シャローム