「失望せずに善を行いましょう。あきらめずに続ければ、時が来て刈り取ることになります。」ガラテヤ人への手紙 6章9節

イエス・キリストを、自分の救い主と信じた者が歩むべき道について教えてくれる手紙の最後の部分です。
手紙が書かれた時代とこの地域には、キリスト者への迫害もあり、異端や間違った教えが入り込んで人々と教会を惑わし、苦しめると言う状況がありました。
そのような状況の中で、みことばを聞き、そこから受け取る良いものを分かち合って互いに成長するように教え、勧めます。

現代も同じように苦しいことや悲しみがあります。
自然災害による悲しみや日常の苦労も、なかなか解決しません。慰めもなかなか届かないと思うこともあるのです。
それでも主は、私たちを励まし力を与えてくれます。

失望せずに善を行えば良いのです。
大きなこと、多くのことができなくても、祈りつつ目の前にある一つ一つのことに忠実に諦めずに善を行い続けるのです。
主は、時が来て刈り取ることができると約束してくれています。
刈り取るのは収穫ですから、良いもの、恵みなのです。
失望せずに、あきらめずとは、ただ努力を続けなさいと、言っているのではありません。
私たちの行いを見守り寄り添い、祈りに答えてくださる主に期待し、より頼んで行うのです。
そうすれば私たちの主は、主が定められたふさわしい時に恵と祝福を注いでくださるのです。
決して失望に終わることはないのです。

悲しみがあり、苦しい時にこそ、主に期待して善を行いたいと祈ります。一歩を進めます。

シャローム