「主は私に言われた。「これらの骨に預言せよ。「干からびた骨よ、主のことばを聞け。」エゼキエル書 37章4節

とても不思議なことがおこなわれる37章です。
争いの後でしょうか、平地に多くの骨が満ちているところへと、主によってエゼキエルは連れて行かれるのです。
その骨は非常に多くあり、しかもすっかり干からびていました。
すっかり干からびていたとは、完全な死を現しています。
主は、エゼキエルに、この完全に死んでしまっている骨が生き返ることができるかどうかと、問います。
もちろん、常識ではそんなことは不可能です。

しかし、この後、エゼキエルは、主に命じられて干からびた骨に向かって預言して語ります。
すると骨は、筋がつき、肉が生じ、皮膚がおおいます。
そして最後に主が息を吹き込まれると生きるのです。

完全に死んでいる骨が人の声を聞くことができるでしょうか。それは不可能です。
しかし、主はご自分の声、ことばを骨に聞かせることができるのです。
そして骨は、主のことばに従うのです。

主のことばの全能さ、その力を知ることができる箇所です。
干からびた骨さえ聞いて従う主のことばを私たちはどれほど真摯に、そして素直に聞いているでしょうか。
いのちを与えることができる主のことばを真剣に聞く一日としましょう。

シャローム