「結局のところ、 もうすべてが聞かされていることだ。 神を恐れよ。神の命令を守れ。 これが人間にとってすべてである。」伝道者の書 12章13節
伝道者の書の最後です。これが結論と言うべきことば、核心となることばです。
6節で、死ぬこと、はかない命が終わることを教えて、続く7節では、人の肉体は死によって土に帰り、たましいは神の元へ帰ることを示します。
その上で、続く8節で「空の空。伝道者は言う。すべては空」と、1章2節で語られたことばが繰り返されます。
人は、罪を悔い改めて神の赦しを得て、神の元へ帰らないかぎり、無、空しいもの空であることを示すのです。
1章の最初で示し、最後にもう一度示すのは空。
人は神から離れて生きる限り空であり、滅んで行くものです。
しかし、私たちはもう知っているのです。
神を恐れることと、神の命令を守ることが、私たちの人生、地上で生きる中で、一番大切なことなのです。
ここでは「すべてである」と表現をします。
基本であり、最も大切なことなのです。
私の人生が空、虚しいものになるのかならないのかは、神を恐れ、神の命令を守るのかどうかで決まるのです。
結局のところ、もうすべてが聞かされているのです。このことをもう一度、心とたましいの内に深く思い巡らせ、刻みたい。
・・・昨日の新しいぶどう酒は、新しい皮袋にということばに繋がっていくことでもあると思いました。
シャローム