「あなたがたは、自分たちの住む土地、わたし自身がそのただ中に宿る土地を汚してはならない。主であるわたしが、イスラエルの子らのただ中に宿るからである。」民数記 35章34節 (2017新改訳)
35章は、約束の土地カナンを12部族が分割をして相続していく時の、いくつかの具体的な規定について主から命じられます。
今朝読みながら受け取ったのは、大切な3つの大きなことです。
1つ。 レビ人の為には、各部族が一旦相続した土地の中からレビ人に与えます。
主が、各部族の中に、この土地をレビ人に与えよと命じるのではなく、主を相続地として受け取る祭司のレビ人に、各部族が自分から与えるという行動を取ることが求められるのです。
その時、惜しむ心があるかないかが試されることでしょう。
そして主への献身と従順が問われます。
2つ。 逃れの町を定めること。
過失によって人を死なせてしまった加害者を正しい裁判の座に着かせる為の救済の町です。
過剰な反撃、復讐が行われないようにするためです。
この律法を守れるのかどうかも、主への献身と従順が問われます。
3つ。 選びました最後の節に示されます。
約束の土地で、血を流すなとの命令です。
逃れの町は、あくまでも最後の救済の道、悔い改めの為の道を残すものです。
しかし一番大切なことは殺すなです。
これは十戒のことばを、実生活で本当に守ることなのです。
レビ人に町と放牧地を与えること。
逃れの町を設けて、律法を守ること
決して血を流さないことを守ること。
地のすべてのものは、主が創造され、主が真の所有者であり、主権者であることを、覚えて従うのです。
主が、イスラエル人に、信仰者に、人々に、すべてのものを恵みとして与えました。
そこでは惜しむ心や、憎む心、殺すという具体的な罪のいっさいから離れるべきです。
主の恵みと守りの中に、自分は置かれていることを、こういうことからも体験するのです。
これらを守ることは、結局のところ私が祝福されることなのです。
シャローム