「「会見の天幕に入るときには、あなたも、あなたとともにいる息子たちも、ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。あなたがたが死ぬことのないようにするためである。これはあなたがたが代々守るべき永遠の掟である。」 レビ記 10章9節

主の聖さと栄光について教え、祭司の務めを厳命する章です。
少し分かり難い内容だとも感じています。
アロンの二人の息子である祭司が、主の命じた方法ではないかたちで主の前に火を献げます。
次の瞬間に、主の前から火が出て、二人を焼き尽くします。5節を読むと衣服が焼けていませんので、主の特別な火が二人を焼き尽くしたことが分かります。

祭司と言えども罪を犯すのです。
主は厳しくさばくだけでなく、主の栄光も主の前に進み出た人の行いを通して現してくださるのです。
アロンの二人の息子はさばかれますが、アロンの家から祭司の務めは取り去られることなく、むしろ行い続けるように、主は語ります。

ここで祭司の務めのうちでお酒を飲まないように命じています。突然の掟の指示のように思います。
もしかすると、二人の息子はお酒によって献げたのかもしれません。
それでここで命じられたのではないでしょうか。
ノアも箱船から出て直ぐにお酒を飲み失敗をしました。士師のサムソンもお酒で失敗しています。
お酒を飲んだ時に、人の弱さ、罪が現われやすいのは確かなのでしょう。

主は、厳し命令、掟を示されています。
しかし、その反面で主に献げものをするときに、主は栄光を表し、祭司と民を祝福してくださいます。
献げ方の一つにも細かく心を砕くことが、私たちの幸いに繋がっています。
主は幸いへの道を示されています。そのことばを漏らさずに聞いておこなうことが大切です。

シャローム