「ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた。」使徒の働き 9章20節
キリストの教会の始まりの頃の激しい活動、変化を教えてくれる9章です。
迫害者、それも一番激しい迫害者であったサウロがイエス様を信じて伝道者、使徒となります。
そのサウロことパウロを癒すためにアナニアが祈ります。
迫害されてきた人が迫害をした人を受け入れ、癒したのです。イエス様がそれを可能にしました。
8年間も病の床についていたアイネアは、ペテロによって癒されます。そのアイネアの姿を見て、人々がみな主に立ち返ります。
町の人々を愛し、そして慕われていたドルカスが死んでしまいますが、ペテロがドルカスを生き返らせます。特別な時、時代に起きた使徒のおこなった奇跡です。
このように多くの特別なことが次々と起きています。現代では見られないことが起きました。それもすべて真実です。
しかし、迫害者から悔い改めて改宗し、主の弟子となったパウロの子のひと言こそが大切です。
そして私たちも今、同じ告白をし、礼拝をする者なのです。
「この方こそ神の子です」
この告白、そして証しをして伝えることこそが一番価値があり大切な私たちの使命です。同時に喜びとなっています。
この方は、もちろんイエス様のことです。
神の子とは、神ご自身であり、御子である私の救い主という意味です。
私たちの信仰生活、日々の生き方は「この方」を指し示す生き方をするのです。
そしてその証しをする生き方こそ、本当の喜びのある幸いな生き方です。
ただちにです。時を失うことなく、迷わずに「この方こそ神の子です」と告白できる私でいたい。
シャローム