「あなたは、あなたの神、主のもとで全き者でなければならない。」申命記 18章13節 (2017新改訳)
ユダヤ人は主のことばに完全に聞き従う者であれとの命令です。
異邦人は、自分の欲望、都合のままに収穫の神を生み出したり、繁栄、勝利の神を作り出して拝みます。
そして自分の好き勝手に、占い師や呪術者などを次々と生み出すのです。
自分が欲しい答えを語ってくれる存在を求めるのです。
しかし、主の預言者は違います。
時には、主に愛されているはずのユダヤ人が罪を犯すならば、厳しいさばきのことばを伝えます。
そしてそのさばきは実現します。
主が祝福して与えるといわれた恵みも必ず実現します。
主を信じて歩もうとする人は、自分の欲しいことばを求めて、占いをしたり預言者に頼ってはいけないのです。
ふらふらとしていてはいけないのです。
常に主のことばに素直に誠実に聞くことが大切です。
全き者であるとは、二心のない人のこと。
主に尋ねながら、他の神々の力を求めるようなことがあってはならないのです。
ここ18章を読むと、過去にユダヤ人が主に申し上げた言葉に主が答えて実現してくださったことが分かります。17節。
主は、小さな存在であり、被造物の私に言葉にも応えてくださる方です。
そのような主に対して、私たちは全き心と態度で応答するのです。
全き者とは、完全、完璧な信仰者ということではなく。
主だけを常に信頼し、期待し、待ち望み、従う人です。
どんなときでも。喜びの日も、悲しみの続く日であっても。
主は、必ず祝福で答えて、すべてを益としてくださる。
それがさばきのことばでも、聞くことができる人は、益へと変えられるのです。
ですから、私の取る応答も決まっているのです。
シャローム