「するとレビは、すべてを捨てて立ち上がり、イエスに従った。」 ルカの福音書 5章28節

取税所に座っていたレビにイエス様が目を留められて「わたしについて来なさい」と言われて、その声、ことばにレビが従って箇所です。
4章の42節では、イエスさまを引き止めようとしていた群衆の姿がありますが、イエスさまは、そこには留まらず、さらに別の町々で宣教をされます。
その後、シモンを人間を捕る漁師として招き、中風の人を癒します。
いつもイエスさまは一人ひとりと向き合ってくださり、その人の必要を満たし、その人を招きます。

レビはイエスさまの声を聞いて立ち上がりました。
すべてを捨ててと言うのは、職業をも捨て去ったことを示しているのかは、正確には分かりません。
しかし、分かっていることがあります。
先ほどまでの自分の生き方を捨て去り、イエスさまに従う生き方へと完全に移ったのです。
イエスさまを引き止めるのではなく、イエスさまについて行くのです。

立ち上がるとは、罪に縛られていた生き方から解放されて新しく歩むことを示します。
イエスさまの声を聞いて、心から応答した人には、立ち上がる力をイエスさまが与えてくださるのです。
信仰も賛美の心も、私の内側から生まれるものではなく、イエスさまから与えられるものです。
イエスさまが、私を見つけてくださり、私に声をかけてくださるのです。
私に求められるのは応答することです。
それがすべてを捨てて、従うと言うことです。
シャローム