「こうして、アロンは民に向かって両手を上げ、彼らを祝福し、民のきよめのささげ物、全焼のささげ物、交わりのいけにえを献げ終えて壇から織りて来た。」 レビ記 9章22節
現在、毎週日曜日に献げる礼拝の最後の祝祷の原形の一つでしょう。
「アロンは民に向かって両手を上げ、彼らを祝福し」と、あります。
アロンはまず、最初に自分の罪のきよめのささげ物をして、きよめられた祭司となってから、主のことばの通りに従って祭司の務めを果たします。
そして最後に民を祝福するのです。
両肩の辺りの高さまでアロンは手を上げていたとも言われます。
アロンが祝福を与えるのではなく、主が、主のことばの通りに従ったアロンを通して、民を祝福してくださるのです。
天からの祝福が地に、人々に注がれるのです。
その証拠に、続く23節では主の栄光が民全体に現われます。
このようなことはこれまでありませんでした。
そして、火が主の前から現われ出て、ささげ物と脂肪まで焼き尽くすのです。
これで、民の汚れが聖められ、主の祝福が注がれていることが確かだと分かりました。
同時に、アロンが祭司として主に祝福され、主に用いられていることも分かるのです。
私たちは今、万民祭司と呼ばれ、主イエス様の名前を通して、父に祈ることが許されています。
私たちは、真の信仰者となり、祭司となって主に仕えるのです。
それこそが、この時の民が経験した以上の喜びなのです。
シャローム