「イエスがその枕元に立って熱を叱りつけられると、熱がひいた。彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。」 ルカの福音書 4章39節
会堂から出てシモンの家に、イエスが入られると、シモンの姑がひどい熱で苦しんでいました。そこにいた人々はイエスに癒して欲しいと願うのです。
するとイエスさまは、彼女の枕元に立ちます。
私たちはこの行為を、自然なことと見るかもしれませんが、当時のユダヤで先生と呼ばれる人が、自ら女性の枕元へ赴いて癒すと言うのは、特別なことです。
イエスさまは、人々が願ったからというのではなく、シモンやシモンの姑への慈しみから動かれたのです。
イエスさまは、愛の行動を惜しまれない方です。
熱が叱りつけられるとひくと言うのは、神さまの奇蹟以外の何ものでもないでしょう。
イエスさまのことばには力があり、そのことばの通りに実現するのです。
そしてイエスさまと出会った人、イエスさまに癒していただいた人は、その時から変わります。
姑は、熱がひき、病が癒されて終わりではなかったのです。
もてなし始めたとは、彼女が主に仕える人となったことを示しています。
私たちはイエスさまと出会い、イエスさまに自分の問題を解決していただき、そしてイエスさまに仕える人に変わるのです。
新しい人となって、そこから動き出すのです。
この時も、熱で苦しんでいた姑は喜び仕える人となって、自ら動き始めたのです。
私たちもまた、罪を赦されて、癒された者として、イエスさまに仕え、自ら愛の行動をしていきましょう。
シャローム