「あなたがたは御使いたちを通して律法を受けたのに、それを守らなかったのです。」」使徒の働き 7章53節
ステパノの素晴らしい説教であり、イエス様を証しすることばが、ここ53節まで続きます。
イスラエル人の始祖、信仰の父であるアブラハムの信仰の歩み方から始まっている歴史の真実であり、信仰の真実が語り尽くされます。
そこには5節、8節に記されるとおりに、主の約束と契約が与えられていることが証しされています。
そして、イスラエル人が、主の愛と約束を破り続けてきたことを指摘します。
そして偶像礼拝とは、主を捨てて自分たちで神々を作って楽しむことだと、41節で指摘します。
そしてついにステパノは、それはあなたがたのことだと指摘します。
御使いを通してとは、モーセの律法とは別の律法があるのではなく、時々に御使いを遣わし、また、預言者を遣わしてくださった主の愛に背を向けてきたことを言います。
律法を守ってきた素晴らしい信仰者のつもりでいた祭司たちを始めとする人々は怒ります。
そしてステパノを殺します。
それこそ、律法、十戒を守らない罪人の代表です。
罪人は、罪を指摘されると悔い改めるよりも誤魔化すか、怒るのです。
しかし、ステパノは怒りではなく、取りなしの祈りをします。
私たちは、ステパノに倣いたい。
旧約聖書もよく親しみ主の律法を深く知りたいものです。
シャローム