「神である主はこう言われる。「イスラエルの君主たちよ。もう十分だ。暴虐と暴行を取り除き、公正と正義を行え。わたしの民を重税で追い立てることをやめよー神である主のことばー。」エゼキエル書 45章9節
相続地に関する定めを示す45章です。聖所、聖なる地域を中心にして相続地が決まっていきます。
続いて君主の土地について語られた後で、9節のことばが続きます。
君主への警告のことばです。
何かを暴虐だと示し、他の何かが暴行だと言うのではないでしょう。
同じように、公正と正義に違いがあるのでもありません。
イスラエルの中には、罪が広がっていて、暴虐と暴行があったのです。
それは民の一部の人のことではありません。国の代表者である君主から始まっている罪なのです。
その罪、暴虐と暴行を完全に取り除き、主のことばに従う、公正で正義のあることをするようにとの厳しい命令と言えます。
この後には、大切な祭りに関する定めが語られます。
その前に、主の前から罪を取り除き、主に従うことが求められています。
大切な土地に関する定め、喜びが溢れる祭りの定めが語られる時、何よりも大切なことは、主を愛する者として「暴虐と暴行を取り除き、公正と正義」を行うことなのです。
もう十分だとの表現が、罪を激しく憎む主の御心が良く現れていると思います。
主にもう十分だと、ついに主に見捨てられてしまうようなことがないようにと祈り、今日の歩み方を吟味したい。
シャローム