「しかし、私は主を仰ぎ見、 私の救いの神を待ち望む。 私の神は私の言うことを聞いてくださる。」」ミカ書 7章7節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、ミカ書です。
イスラエルとユダの罪を告発する預言者ミカによる書です。
1から3章は、神によるイスラエルとユダの罪の告発です。
4から5章は、終わりの日の回復です。
真の王国が到来して、主の前に正しい者が、王国に招かれるのです。
6章になると、再びイスラエルの罪を告発します。
6章では、神が論争の形をとって、イスラエルの罪を告発します。
神が民と論争して、神と人とどちらが正しいのかと、論争を仕掛けるのです。
民は、罪を認めて沈黙するしかありません。
7章は、預言者ミカの独白です。
もう、イスラエルには正しい人、主を信じて従う正しい人はいないのだと言う嘆きが告白されます。
ミカは祈ります。
もう誰も信頼することはできないのです。
もう誰も主に従っていないのです。
嘆き、祈ったミカです。
しかしその中からミカは、この7節を告白するのです。
信仰の確信。
主の祝福と回復を信じている告白です。
こうしてどのような罪深い時代の中にあっても、一人一人が自分の信仰を告白することが大切になります。
一人が主に立ち帰り、主への信仰を告白します。
主の赦しと回復、主の与えてくださる祝福を確信することで、次の信仰者が告白するのです。
そうして私たちは終わりの日に主とお会いすることを待ち望むのです。
神が、被造物であり罪を犯した人に、論争を仕掛けてくると言う点が興味深いのです。
神、主は貴方にも、さあ、語り合おうと、呼びかけるのです。
シャローム