「主の霊があなたの上に激しく下り、あなたも彼らと一緒に預言して、新しい人に変えられます。」サムエル記 第1 10章6節 (2017新改訳)
主によって、ベニヤミン族のサウルがイスラエルの最初の王として選び出されています。
しかし、そのことを知っているのは、この時はまだ祭司サムエルだけです。
サウルは、サムエルの助言の通りに動きます。
ここでは、預言者の1団とサウルもまた預言をしたことが13節に至るまで記されますが、その預言の内容は記されません。
言えるのは、サウルはサムエルの言葉を受け、預言をした後で、王となる覚悟をしたということです。
6節にあるのは、主の霊がサウルに臨まれたこと、それも激しく望まれたという事実です。
それは、サムエルを通して語らえたことがすべて真実であり、サウルがこの後、すべきことが示された証しです.
続く7節では、サムエルはサウルに対して、自分の力でできることをしなさいと、助言します。
それは自分の力に頼ると言うことではなく、自分のすべきことを力の限りしなさいと言う意味です.
預言を語り、即ち、主からことばを受け取って、サウルはこの先に自分がすべきことを知ったのです。
その受け取った預言のことばを信じる時、サウルは、新しい人に変えられているのです。
もはや一番小さな部族の、一番弱く、取るに足りない人ではなく、主の召命を受けて、立ち上がることができる人に、変えられています。
私たちは今、聖書を毎日読みます。
それは有益な活字を読んでいるのとは違います。神の活きたことばを読み、聞いているのです。
聖霊が、読む私に働いてくださっているので、私たちは聖書のことばを読むことで新しい人へと変えられて、主の使命に生きることができる人になっていくのです。
それは喜びと感謝がある毎日になります。
シャローム