「その夜、主はギデオンに言われた。「立って、あの陣営に攻め下れ。それをあなたの手に渡したから。」」士師記 7章9節 (2017新改訳)

ミディアン人と戦うために、ギデオンは兵士を集めて準備をしました。
しかし主は、ギデオンに、イスラエルが自分の手で自分を救ったと、誇ることがないようにと、告げます。
そして兵士を選別して、人数を32,000人から300人にまで減らしました。
その上で、攻め上れ、あなたの手に渡したのだと、勝利の約束をくださったのです。

そして続けて、もしそれでも敵の力を恐れるなら、彼らの様子を探ってくるように命じます。
恐れ、不安を取り除くことができるように、ギデオンに道を示されたのです。

そして、偵察に行ったギデオンは、そこでミディアン人の兵士が、自分たちが打ち負かされる夢を見たことを話し合っていることを知ります。
確信を得たギデオンは、15節で、兵士たちに、ギデオンが主から受け取ったこの9節と同じ言葉を与えるのです。
そして戦いを始めます。
もちろん、完全に勝利します。

主は、私たちに恵みの約束を与えてくれます。
ここでは戦いに勝利することです。
しかし、主のことばを一度聞いただけでは確信を持つことができない信仰者には、主は、更なる助けを与えてくれるのです。
ここでは敵が、不安になり戦う前から敗けていることを、教えてもらうのです。

主は、私たちが拙い歩みを1歩づつ進めて、主の約束を信じて従うことができるように、丁寧に導いてくれるのです。
不安に思う者には、不安を取り除けるように助け。
自信が持てない者には、確信を持って立ち上がれるように、言葉を与えてくれます。
その助けは、具体的であり、私が確信を持つまで忍耐強く繰り返し続けてくださるのです。

だから、主のことばを聞いたのならば、立ち上がって進み行こう。
主の約束と助けは確かです。
シャローム