「彼らの口には真実がなく 心にあるのは破壊です。 彼らの喉は開いた墓。 彼らはその舌でへつらうのです。」詩篇 5篇9節

4篇が夕べの祈りなら、この5篇は朝の祈りです。
主を信じて従う者として、主の嘆願して一日を始めるのです。

どうやら詩人の周りには主に逆らう者たちが大勢いるようです。
詩人は主のさばきを求めていますが、罰を求めているのではなく、主の義を求めています。
主に逆らう者は、その心に奥に罪の性質を抱えています。
その罪の性質が、口に上り。言葉となって罪を犯し、彼らの舌は罪のために動くのです。
心の罪が言葉となって口に上ると言う、恐ろしい罪を詩人は指摘します。

心にあるのは破壊と、罪の心は、創造的ではなく、隣人との関係を作ることもなく、すべてを破壊します。
口、喉、舌と、言葉を変えながら詩人は、主に逆らう罪人の恐ろしい行動を指摘します。
心の奥底の罪は、言葉となって隣人を傷つけ破壊します。具体的な罪となるのです。

しかし、主に従う詩人と信仰者は、主に守られて、主の愛と恵の中で過ごせると、告白してこの5篇を閉じるのです。
朝ごとに、主に嘆願し、主の守りを確信して歩み出すのが、詩人の朝の祈りです。

罪人の朝は、悪を企む時間なのでしょうか。
朝ごとに主と深く交わり、平安と主の愛に満たされて一日を始めたい。
シャローム