「夢が多く、ことばの多いところには 空しさがある。 ただ、神を恐れよ。」伝道者の書 5章7節

3節と対になっている7節です。
「仕事が多ければ夢を見、 ことばが多ければ愚か者の声となる。」
仕事が多すぎると、仕事にことばかりに心が奪われてしまい、仕事の夢を見るようになります。
また、祈ることばが多くなれば、ことばにばかり心が奪われてしまい、神に心が向かず、心のこもらない上辺だけの祈りになってしまいます。

仕事に夢中になることも、夢ばかり追うことも、そこには心が神さまに向かないと言う問題が起きるのです。
それは空しい結果を迎えることになります。

仕事をするにしても、祈るにしても、将来のことを思うにしても。
そこに神を恐れる心があるのかないのかが問われます。
神を恐れる心で歩む人の心を、神は受け入れてくださるのです。
その人の働きや祈りは空しく終わることはありません。
神がその人を喜びで満たしてくださるのです。

人は神によって支えられるのです。
神を恐れ、神を思って祈り、仕事をするならば、神さまはその人を支え、喜びに満たしてくれます。
空しさを満たすのは自分ではなく、神さまによるのです。
だから、ただ、神を恐れよ。これは究極の教えです。
シャローム