「こうして、すべての者が神の救いを見る。」 ルカの福音書 3章6節

荒野でザカリヤの子ヨハネに神のことばが臨み、彼は、人々に語り始めます。
4節から6節までは、旧約聖書イザヤ書の40章3節から5節までのことばを引用して、ヨハネの活動がイザヤ書で預言されたことの成就であると示します。
ヨハネが叫び、いよいよ救い主であるイエスさまの活動が始まろうとしています。

すべての者は、イザヤ書では「肉なる者」と、訳されています。
命ある者、息ある者を現すと同時に、神から離れて生きている者のことを示しているでしょう。
即ち、ヨハネが語ることばも、この後でイエスさまの語られることばも、関係のない人はいないのです。
すべての人が聞くべきことばであり、必要とすることばです。

私たちにはイエスさまのことば、イエスさまによる救いは必要です。
それをヨハネは最初に叫ぶのです。
ヨハネのことばを重く受け止めなければならないことは9節でも示されるのです。
「斧もすでに木の根元に置かれています〜火に投げ込まれます」と、あります。
主の救いのことばが語られる時、主のさばきも始まる時なのです。
斧が置かれているとは、さばきが直ぐに行われることを示します。
ヨハネのことばとイエスさまのことばは私に必要なことばであり、緊迫感を持って聞くべきことばなのです。

ヨハネが活動を始め、こうして神さまのご計画と約束は、預言された通り成就していくのです。
私たちは、今、神の救いと木の根元の斧をしっかりと見ているでしょうか。
シャローム