「しかし 主よ あなたこそ 私の周りを囲む盾 私の栄光 私の頭をあげる方。」詩篇 3篇3節
3篇は、ダビデ王が息子のアブサロムの反逆、謀反を起こされた時に、息子とは戦わずに王宮から逃げて荒野で休んだ時に歌った詩篇です。
多くの人が、息子アブサロム側に付き、ダビデの命を狙っています。
四方八方は敵ばかりという状況の中で、ダビデは夜を過ごします。
普通ならば命の危険を感じて、不安と恐れで眠ることなどできないでしょう。
しかしダビデは、警戒して夜を明かすのではなく、身を横たえて眠るのです。
安心して眠れるのです。
それは何故でしょうか。
それはダビデが、生活の全般、自分のすべてにおいて、主に信頼しているからです。
ダビデ王を殺そうと多くの人が、ダビデを追いかけ、その周りを武器を手にして取り囲んでも、ダビデは恐れません。
ダビデの周りにいるのは敵ではなく、主の守りなのです。
ダビデは全納の主に囲まれて守られています。
主がダビデとともにおられることが、ダビデの名誉、栄光の証そのものです。
そしてふさわしい時に、主が、ダビデの名誉を回復してくださり、その顔を明るくし、頭を上げさせてくださるのです。
ですからダビデは恐れません。不安に心が押しつぶされたりしません。
主よ。あなたがともにいてくださることが一番の恵み、力、喜び、平安なのです。
誰も奪うことなどできないのです。
だから恐れない。不安や恐れを口にしないで、主を賛美するのです。
私たちも、倣いたい。何処に在っても、どんな状況でも恐れないで主を見上げて委ねていきます。
シャローム