「北向きの部屋は、祭壇の任務に当たる祭司たちのためのものである。彼らはツァドクの子孫であり、レビの子孫の中で主に近づいて仕える者たちである。」エゼキエル書 40章46節

青銅でできているような御使いによって、エゼキエルは非常に高い山にある町とそこにある神殿を見せられるのです。
そして、見たものをイスラエルの家の人々に告げるように命じられます。
それも目で見て、耳で聞いたものを告げよとの命令ですから、漏らすことなくしっかりとすべてを告げよとの命令です。
それほど大切なことをエゼキエルは見て聞くことになるのです。
最初は神殿の外側から始まり、その大きさが示されます。

そしてここ46節では、祭司の中でももっとも主に近いところで仕えるツァドクの子孫の部屋があることが示されます。
即ち、特に聖い大切な祭司の働きがここではおこなわれることを示しています。
この神殿は、飾り物ではなく、イスラエルの家がここで主に仕える日がくることを示すのです。
この時のイスラエルの家とは、捕囚の立場です。
その人たちが、主に仕える時がくることは、捕囚から解放されて、主との関係が回復されることを預言するのです。

さばきの中にある人々にとっては、町が豊かになっている様子ではなく、そこに神殿があり祭司が仕えることができる様子を示されるのは、主との関係が大切であること、主が再び関係を結んでくださると約束を与えていただいたのです。

私にとって一番大切なものは、私と主との豊かな近しい関係であることを改めて教えられる神殿の姿だと思います。

シャローム