「あなたを愛し、あなたを祝福し、あなたを増やされる。主があなたに与えるとあなたの父祖たちに誓われた地で、あなたの胎の実も、穀物、新しいぶどう酒、油など大地の実りも、またあなたの群れの中の子牛、群れの中の子羊も祝福される。」申命記 7章13節 (2017新改訳)

主は、約束の地で、主のことばを守り偶像礼拝を離れて生きるように命じます。
それも徹底して偶像から離れ、罪から離れるように命じます。
そのために、戦い滅ぼした相手の物を残して所有しないようにも命じます。
そのために彫像の表面を覆っていた金銀に至までも、決して手にするなと命じます。
それはそのようなわずかな物から罪が広がり、主だけを愛して従うことから離れてしまうからです。

主を信じる人は、他の人の物を欲しがる必要はないのです。
主は恵み深く、惜しみなく与える方だからです。
ここには主が、たくさんの恵みと祝福を与えることが示されています。
子孫の繁栄に始まり、大地の実りも豊かに与えて祝福してくださると語られます。

その上、主を信じる者が飼う子牛や子羊までも祝福して増やしてくださることを約束してくださるのです。
主の恵みは、そのように私たちの生活の隅々にまで至り、与えてくださるのです。
しかもここでは祝福すると語られます。この表現は大切なことばです。
ただ、家畜が増える、その数が多くなって豊かになると、いうのではないのです。
所有する家畜までも祝福し、信じる人の生活の全体を祝福すると、約束してくださっている訳です。

これほどまでに主は恵み豊かで惜しみなく与えてくださるのです。
ですから、私たちも罪から徹底的に離れて主を愛して従うべきなのです。
主の恵みと祝福が先行し、惜しみなくあるから。
シャローム