「穀物のささげ物はみな、塩で味をつけなさい。穀物のささげ物に、あなたの神の契約の塩を欠かしてはならない。あなたのどのささげ物も、塩をかけて献げなければならない。」 レビ記 2章13節

穀物のささげ物の規定です。
穀物は小麦でささげますが、パンを焼くときには種なしパンでなければなりません。
発酵、即ち腐敗を取り除きます。
同時に、主エジプトをした夜の急いで食べて出発した恵みの日を忘れないためです。
神の聖さにも通じるのです。

反対に塩は必ず味付けに用います。
塩は腐敗を防ぎます。
これも主の聖さを示します。

そしてここで示されるのは主への忠誠を表していつのが塩です。
エズラ記4章14節に「王宮の塩を賜る者」と言う表現があります。恩恵を受けている身という意味があります。
王からの塩を食べるのは、王様への忠誠を誓い、示す行為です。
主に献げる物に塩を用いるのは、主への混じり気のない忠誠を示すのです。

ですから、どのような小麦の粉にも種を入れないのと同じように、どの献げ物も塩を用いるのです。
献げ物はそこに主への聖い心、忠誠心を表します。

私たちは今、穀物のささげ物、いけにえの動物を屠って献げることはありません。
しかし、礼拝を献げる時に、私の心から余分な物を抜き、十分な塩気の効いた忠誠心で主の前に進み出ていきます。
聖さと忠誠心は同じ心からでます。

シャローム