「こうして、あなたは、山で示された定めのとおりに幕屋を設営しなければならない。」 出エジプト記 26章30節
幕屋の設営、作り方を主が命じます。
事細かな指示が出されます。
現代ならば、設計図が示されるのでしょう。一つひとつの部材を材料に使う布や皮から、その寸法、つなぎ方にいたるまで指示されます。
良く読みますと二つのことが分かります。
1つはこれが組み立て、分解ができる幕屋だということ。
荒野での旅が続く中での礼拝、いけにえを献げるための幕屋ですから、繋ぎ方が大切です。
2つ目は移動式組み立て式でも、聖なる場所だということ。
33節に「聖所と至聖所の仕切りとなる」とあるように、主を礼拝する聖なる場所でであって、祭司でも安易に近づくことができない場所があることが示されています。
これによって民は、組み立て式の幕屋でも最上に聖い場所であることを意識します。
設計図がありません。聞いて作るしかできません。
礼拝をするための準備である幕屋を作る時から、主のことばを本当によく聞くことが求められるのです。
「示された」「定めのとおり」と繰り返しています。
主は、良く聞いて作ること、おこなうことを強く求めています。
聖書に示された定めのとおりに、私たちも今、良く聞いて礼拝に、祈りの場、祈りの時へと進みでなければいけないのだと教えられた朝です。
シャローム