「しかし、わたしは知っています。あなた方のうちに神への愛がないことを。」ヨハネの福音書 5章42節

ヨハネの5章は、福音の奥義、宝石のように価値が輝くことばが幾つもあります。3章とともに大切に聞いて、心に刻みたいことばなかりです。
例えば25節は、暗唱していつも大切にしていたことばです。

そんな中から今朝は42節を記しました。
「神への愛」または「神の愛」と記す別訳の写本もあります。

イエスを迫害する者たちの究極の問題点、罪がここにあります。
神への愛を、彼らは持っていません。
それが、彼らの主張する安息日に病人を癒してはいけないという言動に現われています。
その上、安息日に癒しをおこなったイエス様を殺そうとする行動になるのです。

彼らは、モーセの律法を、文字として読んでいますが、それだけです。
律法を聞いた時に、そこにある神様の愛を受け取っていません。
神に自分が愛されていることが分からないまま、文字として読むだけの律法書を持っているのです。
ですから、神の愛を受け取って、隣人を愛することがありません。

律法を聞いて従うことは、神に愛されて神を愛することです。
聖書66巻の始めから終わりまで、貫かれているのは神様の愛です。
聖書を読む人とは、神の愛を受け取り神の愛を実践しようとする人です。

シャローム