「〜寄留者でも、この国に生れた者でも、あなたがたには掟は一つである。」民数記 9章14節 (2017新改訳)

過ぎ越しのいけにえの献げ方について、主の直接命じられている9章です。
しかしその時、死体によって汚れていると定められている人は、それを行うことを禁じられていました。
そのため、彼らの中から、どうして自分たちは献げることができないのかと、質問が寄せられたのです。
主は、彼らが取るべき態度、献げる方法を示されました。
同時に、イスラエル人の中に住む寄留者の献げる方法についても命じるのです。

主は、いつも私たちすべての人のことを愛して、道を示してくださるのです。

ここで主は寄留者の取るべき方法を示されました。
ここに大切な、変えてはならないことが示されています。
「掟は一つである」と言うことです。

私たちには、本来「神々」はいないのです。ただ「唯一の神」だけがおられます。
そしてその唯一の存在である方が、私たちの幸いと平安のため、また、主との正しい交わりのために、掟、主のことばを与えてくださったのです。
それはイスラエル人であっても、寄留者であっても、主を愛し、主を信じる者には一つです。
変わることがなく、変えてはならない主のことばは一つです。

人の世には「朝令暮改」と言うことがある(残念ながら)ものですが、主のことばにはそれは絶対に無いのです。
主は変わることがない完全に義で完全な愛の方なので、主の掟、ことばは一つです。
一つなので、私たちは安心して聞き、従うことができるのです。

シャローム