「人のたましいを滅びの穴から引き戻し、いのちの光で照らされる。」ヨブ記33章30節
エリフは、ヨブが自分の正しさときよさを神に訴えること、神はそれを知っているはずなのに、ヨブを試練に合わせると、神を批判したことで「このことであなたは正しくない」と、指摘するのです。
一貫してエリフは、他の友人とは違う点が二つあります。
1つ。ヨブを悪を行なったので、神にさばかれるのだとは決め付けていないことです。
神には御計画と、人には計り知れない御心があって、今のヨブがいるのだと、理解して話しかけます。
2つ。ヨブに厳しく迫りますが、彼を一人の尊い人として接しています。
それが1節での「ヨブ」との呼びかけに現れています。
友人たちは、いつの間にかヨブとの呼びかけさえなくなっています。
名を呼ばれることは大切です。イエス様も私の名を呼んでくださる。
その上で、エリフは大切なことを語ります。
神は、罪人が悔い改めるのならば、何度でも赦しを与えて救い出してくださるのだと、訴えます。
ですから、悔い改めて神の前に静まることを勧めるのです。
厳しい迫りがありますが、神の救いと赦しの約束を確信し、示した上での迫りです。
ヨブは、若いエリフの言葉を聞くことができるのでしょうか。私は聞けるだろうかと、自問します。
シャローム